ホットペッパーの予約を自社カレンダーへ自動で取り込む仕組み|転送するだけの二重予約対策
ホットペッパーをやめずに、自社のLINE予約も育てたい。多くのサロンがこの併用の形を選びます。ただしそのとき必ず問題になるのが、予定表が2つに分かれることです。サロンボードとにらめっこしながら手で書き写す運用は、写し忘れひとつで二重予約になります。
先に結論です。予約サイトからの予約は、通知メールを自動転送するだけで自社のカレンダーへ取り込めます。 この記事では、その仕組みと設定の考え方、変更・キャンセルの反映、担当スタッフへの通知までを説明します。二重予約そのものの防ぎ方の全体像は二重予約を防ぐ方法にまとめてあります。
仕組み——予約通知メールが「取り込みの合図」になる
予約サイトで予約が入ると、お店にはかならず通知メールが届きます。この通知メールを取り込み用のアドレスへ自動転送するように設定しておくと、メールが届くたびに内容が読み取られ、予約がカレンダーに反映されます。
| 起きたこと | カレンダー側の動き |
|---|---|
| 予約サイトで新規予約 | 同じ日時に枠が自動でおさえられる |
| 予約の変更 | 枠が新しい日時へ動く |
| キャンセル | 枠が解放される |
たとえば SalonWise はこの方式で、ホットペッパー・楽天ビューティ・minimo・EPARK・OZmall の通知メールに対応しています。設定は「通知メールの自動転送を1回設定するだけ」で、各サイトのID・パスワードを預ける必要はありません。
なぜ「メール転送」方式なのか
外部サイトに自動でログインして枠を操作する方式(スクレイピング)なら、逆方向——自社予約を予約サイト側に反映すること——もできそうに見えます。しかしこの方式は、各サイトの規約に抵触するおそれがあり、サイト側の仕様変更で予告なく止まるリスクを抱えます。予約という商売の土台を、いつ止まるかわからない仕組みに載せるのは危険です。
通知メールの転送は、サイト側が正式に用意している機能だけを使うため、この心配がありません。各サイトが正式に認める形での自動反映は、今後の対応が検討されている領域です。
取り込んだあと——担当スタッフに直接知らせる
取り込みは「カレンダーに入って終わり」ではなく、気づける形になっていることが大切です。
- 新規の取り込み・変更・キャンセルは、担当スタッフのLINEやスマホ通知に届く
- 担当は予約の指名スタッフ名から推定される(判別できないときは権限のある全員へ)
- 通知には各予約サイトの管理画面へのリンクが添えられ、枠を閉じる作業へすぐ移れる
複数のスタッフで媒体を分担しているお店では、「自分あての予約だけ受け取る」絞り込みもできます。担当者名を登録しておくと、別のスタッフあての予約通知は流れなくなります。
よくある質問
メールの転送設定は難しくないですか?
各メールサービスの「自動転送」を1回設定するだけです。Gmailの場合は転送先の確認まで自動で進みます。設定後は放っておいて動き続けます。
逆に、LINEで入った自社予約はホットペッパー側にも反映されますか?
自動では反映されません。取り込み通知に添えられた管理画面リンクから、各サイトの枠を閉じるのが現在の運用です。外部サイトへ自動でログインして枠を操作する方式は、規約と安定性のリスクから採用されていません。
通知メールの形式が変わったら止まりませんか?
通知メールはサイトが加盟店向けに送る正式なもので、頻繁には変わりません。万一読み取れない形式が届いた場合は「要確認」として残り、静かに消えることはありません。
まとめ
- 予約サイトとの併用で怖いのは、予定表が2つに分かれること
- 通知メールの自動転送だけで、新規・変更・キャンセルが1つのカレンダーに反映される
- ID・パスワードを預けるスクレイピング方式はリスクがあり、転送方式なら正式機能の範囲で動く
- 取り込みは担当スタッフへの通知とセットで、はじめて「気づける仕組み」になる
- 取り込みを含む機能の全体像はできること一覧で確認できます